わが国のインターネットは、1984年に東京大学、東京工業大学、慶應大学の3校間で始まった実験を起源として、学術研究ネットワークとして成長してきた。1992年11月にAT&TJensがわが国第1号の商用プロバイダーサービスを始め、次いで1993年12月にはIIJが営業を開始した。表1-2は、インターネットに接続されているホストコンピュータ数の推移を表したものである。例年倍増してきたとはいうものの、昨今の実台数の増加は著しい。商用化に加えて、1993年のイリノイ大学による閲覧ソフトMosaicの開発により、ホームページの作成や閲覧が容易となったことも世界的に爆発的なブームを呼ぶ一因となっている。